契約社員の勤務条件は、介護業界では施設側が提示しているものに従うことが多い。しかし、その内容は多岐に渡っていてフルタイムと同等のものもあれば週に一度だけの勤務、夜勤のみの勤務といったものもある。中にはフルタイムと同等の待遇で働けるものや、それ以上の給料を与えてくれるものも散見される。
ところが、このような求人の多くは勤務日数が少なくなっている場合が多い。時間単価は高くてもトータルではあまり稼げないという点が問題に感じるだろう。しかし、契約社員は正社員とは違って一つの勤務先だけにこだわる必要はない。契約社員は原則として二重契約が可能なのである。二つ以上の契約先を作る場合には勤務時間が重ならないことが条件になるが、それを満たしていれば特に問題は生じない。掛け持ちをして働けば勤務日酢を増やして稼げるようになるのである。時間単価が高くて稼げるものが見つかったら、それを優先して組み合わせられる求人を探せば良い。勤務条件はかなりの多様性があるのでうまく組み合わせれば正社員以上に稼げる可能性は十分にある。
また、契約社員として働くときに問題視されやすいのが契約期間が切れてしまうと収入が途絶えることだが、二重契約ができることを知っていると問題は解決できる。契約期間が切れるタイミングをずらして二つ以上の契約先を作っておけば収入がなくなってしまうリスクは低くなる。このような工夫ができるのは知っておくと役に立つだろう。